解体費用の相場
解体の費用を安く抑えるには
どうすればいいのでしょうか。
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解体費用の相場
解体費用は、主に解体する建物の
「構造」と「広さ」から決まります。家を解体するときに総額でいくらかかるかを思い描くときに抑えておきたいのが、
「構造」「広さ」の他に、「建物周辺の環境」も考慮しておきたい点になります。
解体工事価格(参考)
※重機が使用可能な現場の場合
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- 木造住宅解体
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30,000円~/坪(9,090円~/m²)
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- 鉄骨造住宅解体
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35,000円~/坪(10,606円~/m²)
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- RC造住宅解体
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40,000円~/坪(12,121円~/m²)
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- ビル・アパート解体
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40,000円~/坪(12,121円~/m²)
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- 内装・外装・店舗解体
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25,000円~/坪(7,575円~/m²)
付帯工事価格(参考)
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- 残置ゴミ撤去処分
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12,000円/m³~
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- 樹木撤去処分
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12,000円/m³~
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- 庭石撤去処分
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10,000円/m³~
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- 土間撤去処分
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2,500円/m²~
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- ブロック撤去処分
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2,500円/m²~
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- 物置撤去処分
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5,000円/ケ~
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- カーポート撤去処分
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20,000円/式~
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- 太陽熱パネル撤去処分
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30,000円/式~
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- ウッドデッキ撤去処分
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30,000円/式~
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費用の相場は解体現場によって変動
解体工事を行う現場環境、所在地によって工事費用は変動しますので、上記の価格はあくまでも目安と考えてください。
解体工事の費用は、人件費・使用機械・周辺環境(建物の密集度や立地条件)・廃棄物処理費用などにより決まりますので、現場ごと、あるいは地域ごとに相違があります。工事を行うのが難しい立地条件の建物であれば、相場よりも高くなってしまうことも認識しておくとよいでしょう。
また、解体業者によって、得意分野・不得意分野があるので、現場環境や工事内容によって、業者ごとに見積金額も差が出てきますので、解体予定地・工事内容を得意とする業者を選ぶことで費用を抑えることができます。さらに、自分でできることは事前にやっておくと、少しでも費用を抑えられます。たとえば、家財道具は全てを処分、敷地内の雑草を除草、小さな庭木は全て伐採などをすれば、更地にする費用は数十万円から数百万円の違いがでてきます。
解体費用が高額になる例
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- 築年数が新しい
- 坪数が広い
- 隣地との距離がない
- 隣接道路幅が狭い
- 道路と敷地の高低差が大きい
- 倉庫、外構、庭木、残地物などがある
- 浄化槽、井戸、地中埋蔵物などがある
- 駐車場を撤去する必要がある
- 建物にアスベストが使用されている
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追加料金がかかるケース
解体工事中に古井戸が見つかったり、解体工事以前に埋めて残された廃材などの地中障害物が出てきたりした場合は、撤去処理費用として料金が追加されます。
実際に解体工事をするまで、こういった地中障害物があるかどうかはわかりません。参考までにどれくらいの費用がかかるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
地中障害物の種類の一例
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- コンクリート片
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産業廃棄物の一種で、建物の新築や改築・解体に伴って生じたコンクリート破片、アスファルト破片、いわゆる「がれき類」のことです。地中障害物で最も多いといわれています。
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- 浄化槽
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公共下水道が整備される前に建築された建物では地中から浄化槽が出てくる事があります。
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- 岩・ゴミ・その他
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地中に大きな岩が埋まっていることもあります。その他衣服や古タイヤ、医療廃棄物も稀に見つかる場合があります。
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- アスベスト
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アスベストは現在では使用が制限されている有害物質ですが、古い建物であれば使われていることがあります。除去費用が追加で発生します。
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- 残置物
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建物の中にそのままになっている残置物は、追加費用として請求対象になります。
自分で処分できるものはあらかじめ処分しておくようにしておくと安心です。
追加料金(参考)
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- コンクリート片(4tダンプ1台)
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60,000~80,000円
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- 浄化槽 FRP(強化プラスチック)製
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30,000~70,000円
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- 浄化槽 RC(コンクリート)製
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50,000~250,000円
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- 岩、ゴミ、その他
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大きさ、品目による
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- アスベスト(1平方メートルあたり)
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10,000~85,000円
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- 残置物(1平方メートルあたり)
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5,000円~15,000円
※事前にどのような物が埋まっているか
分からないため、目視確認後の料金提示が
一般的です。